10月7日
夕方に所用で出かけたんだけど、秋の匂いを感じるな。
その季節の香りってものがあると思うんだ。
言い表せないけどな。
秋深まる、10月初旬。
冬までなんぼ。
まぁ書くこと無いんだけどね。
適当にニュースでも持ってこようか。
ロータリーエンジン車生産ストップ マツダ「RX-8」来夏終了
マツダは7日、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカー「RX-8」の生産を来年6月に終了する、と発表した。ロータリーエンジン車は、現在マツダだけが手がけており、今回の生産中止で、世界的にロータリーエンジン車の生産がストップすることになる。
同社は、ロータリーエンジンの研究・開発は継続するとしている。RX-8の後継車種についても「鋭意開発中」(広報)としている。だが、現段階ではプロトタイプなども出展されておらず、製品化は早くても数年後になるもようで、マツダを代表するロータリーエンジンから一時撤退となる。
すでにRX-8は、環境規制に対応できないため、昨年6月に欧州向け、今年5月に米国向けの生産を中止した。日本でも来年導入される新安全基準に対応できないため、生産中止を決め、世界的な生産をやめる。
マツダのロータリーエンジン車は1967年5月の「コスモスポーツ」が最初。その後、「RX-7」などがヒットしたが、90年代以降縮小してきた。ロータリーエンジン車の生産は累計199万4798台。200万台の大台を超えず、生産終了になる公算が大きい。
また、同日、最後の特別仕様車として「RX-8 SPIRIT R」を11月24日に発売することを発表。最後の特別仕様車となり、1000台の販売を目指す。
「ロータリー四十七士」と呼ばれる47人の男達によって、実用化は不可能と言われたロータリーエンジンが実用化された。
型式上では700ccほどの出力だが、実質は3000cc以上のパワーを生み出す夢のエンジン。
戦後、焼け野原となった広島。
そこから生まれたこのロータリーエンジンは、日本の誇る技術の一つといってもいいだろう。
オイル漏れでマフラーから白煙が出る「かちかち山のたぬき」
低速域でガタガタと揺れだす「電気アンマ」
エンジン内壁をえぐる「悪魔の爪あと」
などの問題を乗り越えてきた。
中でも「悪魔の爪あと」はかなりの困難があった。
ローター頂点に付いているアペックスシールという部品をかなりの高精度で生産し解決した。
また13Bと呼ばれるロータリーエンジンの改良版を開発する際には、エンジン内部にススが発生する問題にも悩まされた。
マツダテストコースの中央には、当時開発リーダーだった山本健一が残した言葉がある。
「飽くなき挑戦」
何度壁にぶち当たっても挑戦し続ける。
そうして出来上がったエンジンである。
おむすび型のローターが回転し、吸気・圧縮・爆発・排気と効率よく燃焼を行うことができる。
自分も乗ったことがあるが、静かではあるが独特心地の良いロータリーサウンドを味わうことができた。
加速はシートに押さえ付けられるようなスムーズな加速。
一時的ではあるが、ロータリーエンジン生産終了というのは悲しいものだ。
マツダは後継車の開発も継続的に行なっているという。
ロータリーエンジンは、車のみならず飛行機の補助エンジンとしての実用化も果たした。
飛行機に付いているガスタービンエンジンを始動させるためのAPUと呼ばれる補助エンジンだ。
日本の技術力が結集したエンジン。
今後実施される全車最低燃費20Km/hもクリアしてくれると信じている。
飽くなき挑戦、ロータリースピリットよ永遠なれ
NHKで放送されていた「プロジェクトX」は大好きでな。
その中でもこのロータリーエンジン物語は一番好きだった。
山本健一の言葉「飽くなき挑戦」も座右の銘となっている。
アメリカではディスカバリーチャンネルなどのドキュメンタリーが放送されているが、最近の日本のドキュメンタリーは全然ないな。
プロジェクトXは、何度再放送してもいいと思うんだ。
それも衛星放送じゃなくて、地上波で。
戦後の日本がどれだけ頑張ってきたか。
今我々が普通に使っている携帯電話や録画機器、液晶ディスプレイだって、日本の技術が使われている。
惜しい番組をなくしたな。
それでは、また明日。