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大停電フォトレポート

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27日朝に起きた、室蘭市・登別市を中心とする大停電。
約35時間無電力生活を体験したので書かせていただく。

27日朝5時すぎ、前日早く寝たのと風の音で目が覚める。
街灯を見ると、横殴りの吹雪となっていた。
午前6時、屋根に設置してある無線アンテナが落下するが、被害なし。
同じ頃、市内で看板が剥がれたとの情報。
午前7時前あたりから、頻繁に一瞬停電するようになる。
39.7メートルの観測史上最大の風が吹いた頃だろう。
身支度や朝食を食べ、MOCO'sキッチンを楽しみにしていた午前7時43分、2度に渡り停電した。
暖房機器、給湯機器の停止、観賞魚用のエアーポンプを乾電池式の非常ポンプへ切り替え、残存ライフラインの確認など、家族それぞれ作業にあたる。
水道・ガスの使用可能を確認。

「なぁに、すぐ通電するだろ」

そんな事を考えてた時期が、私にもありました。
降りしきる雪は容赦なく強さを増していた。
8時15分過ぎ、父親出勤のための車に同乗。
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視程100m程で、信号機は機能していなかった。
信号機がどれほど重要な物なのかが実感できた。
まるで緊急走行中の救急車のようだった。
サイレンとマイクが欲しかった。
ハンドサインとホーンで交差点を通過した。
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父親の職場の近くでスタックし、一人で押すも動かず父親に救援要請。
2駆にベタ雪はタイヤが噛まなくなってダメだな。
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家に戻るが、電力は回復しておらず。

10時過ぎ、2時間経過。
完全に交通が麻痺し、自宅待機することに。
情報源がスマートフォンと無線のみに。
室温はまだまだ暖かく、窓から降雪の様子を見て「暇だなぁ」とぼやくほど余裕があった。

11時過ぎ、3時間経過。
室内の余熱がほぼ無くなり、次第に寒くなってきた。
厚着をして、暇つぶしに雪かきを開始する。
この頃から雪は小降りに。

12時少し前、4時間が経過しようとしていた頃。
「鉄塔が2基倒壊したようだ。復旧の目処は立っていない。」(情報が錯綜していた)
非常用エアーポンプの電源が無くなり、人力(ストロー)で酸素を供給することに。
またメインPCのバッテリーが無くなった。

14時過ぎ、6時間経過。
同じくサブPCのバッテリーが無くなり、スマートフォンの充電が不能に。

14時30分、7時間経過。
さすがにこれはまずいと買い物へ。
助手席で警戒に当たる。
自宅を出て20メートル、スタック。
除雪車乗員と協力し脱出。
あのおじさん超いい人だったな。

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依然市内の信号機は点灯せず、尚且つ警官の姿はない。
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日産UD前交差点から、ファーストキッチンのせ手前までの信号機の点灯を確認。
時刻は14時52分。
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パーラーロイヤル登別店向かいローソンにて乾電池調達。
店内は暗く、自動ドアも手動に。
レジではバーコードの読み取りは機械、精算は電卓にて行なっていた。
おでんはそのままの状態だった。
ちなみにロイヤルさん、通常営業でした。

R36を西進室蘭方向へ。
鷲別町、市境交差点で曲がり進路反転、美園町から道道762中央通を東進。
軒並み電気がつかず閉店している商店が並ぶ。
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新生町アルファマートに立ち寄る。
時刻は15時9分。
店内は通電していないが、店内は暗くなるまで営業していたとのこと。
既に値札が見えないくらいまで暗くなっていた。

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さらに東進。
ゲオ付近にて倒木。
依然信号機機能せず。

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室蘭署新生交番付近より通電を確認。
エネオス栗林石油では長蛇の列が。
電動ポンプが動かず、この時営業していたGSは、ここと東町だけだった。

15時20分、通電し営業中のイオン登別店で買い出し。
買い出しといっても、冷蔵庫が動かないので必要な分のみ。
店内では、カセットコンロ式暖房機器や湯たんぽを買いに訪れた客の姿が。
残念ながら在庫はなかった。
電池、カイロ、食料品の在庫は通常通りだった。
鮮魚類は時化のため少なめの品揃。
レジ前は市内各所から集まった客達で大混雑となっていた。

※夜間の写真は、常用時の感度の5倍以上で撮ったものにより、高感度ノイズがあります。
ザラついた画像が続きますが、非常時のため写れば良いと意図的に考えたものです。
お使いのモニターの故障ではありませんので、ご理解の程よろしくお願いします。

16時過ぎ、帰宅。
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辺りは暗くなり始め、ロウソクと懐中電灯で明かりを確保し調理開始。

17時22分、近所で広報が始まる。
「鉄塔1基倒壊のため、復旧に3日ほどかかる。いつ断水しても良いように貯水を。」
希望が絶望へと変わった瞬間であった。

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17時52分。
満月の前日ともあって、月明かりが眩しい。
月明かりで照らされる住宅街の闇をヘッドライトの光が切り裂いていく。
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舞う雪が月明かりに照らされる。
いつもより星空が綺麗だった。
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雪のレフ板効果と相まって、まるで日中に撮ったような影が。
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月を少し隠すと、少し多めに星が写った。
手の甲付近に写っているのは、月の明かりによるフレア。
フレアが出るほど明るかった。

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明かりが灯らない街灯。
少しブレているのは空腹のため。
食欲に心が揺らいだ。
この着雪具合お分かりいただけるだろうか。
既に「氷」となっていた。

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非常時のカレー。
スマフォアプリで可愛く撮ってみました☆ではなく、外から家の中に入ったばかりでレンズが結露しただけだ。
画像中央左寄りに写っているランタン。
先ほどの報道を見ていると、市内の別家庭でも同じランタンが写っていた。
みんな「マツヤデンキ」の景品貰ってたんだね。
なんだか懐かしかった。
マツヤデンキって…俺もおっさんなんだな。
時刻は18時37分。

この後19時過ぎから寝て、翌早朝4時に起きた。
全道から集結している14台のガスタービン発電車で、朝5時に復旧するとの情報があったが、住宅街は復旧とはならなかった。
スマートフォンは充電切れ、ガラケーは乾電池式の非常用充電器で充電で補ったが、情報収集の術がなかった。
唯一の情報源である新聞も、この時配達されていなかった。
気温は-5.7度、この冬一番の冷え込み。
室温は10度で、吐く息は白くなっていた。
業務用の防寒服を着て、さらに布団をかけて寝ていたが、体は温かい、でも顔は寒い。
ちなみにこの防寒服、皆一様に「南極観測隊みたいだなお前」と言われる。
暖かいからいいんだ。

8時30分、停電より25時間経過。
自宅付近上空を、報道ヘリ約4機が右旋回。
報道ヘリは全社右旋回で取材しないといけないという規定がある。
昼まで飛んでいた模様。

9時30分、充電支援をしてくれるとのことで友人宅へ。
命の恩人です。
ありがとう。

14時30分、市内に住む親戚宅で通電。
入浴支援をしてくれるとのことで移動。
風呂に入れるってことは、素晴らしいことだと実感した。
自宅では、鍋でお湯を沸かし頭と体を拭いていた。

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15時、避難所となっている市民会館を訪れた。
裏手には、北海道電力のガスタービン移動発電機車とタンクローリが。
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NHK中型中継車
SNG(衛星通信)用パラボラアンテナを南東方向仰角45度に向け、マイクロ波用アンテナを伸ばしている。
また報道用に借り上げたセドリックのハイヤーや、エクストレイルなどの4駆のハイヤーも待機していた。

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同じく駐車場には、陸自幌別駐屯地第13施設隊の73式大型トラックの姿も。

16時前、仮鉄塔建設現場へ。
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画像中央に見える鉄塔が、北海道電力66kV幌別線No28鉄塔だ。
着雪と電線の垂れ下がり具合がわかるだろうか。
幌別ダム横にある同No29鉄塔が、暴風雪により倒壊した。
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仮鉄塔No29-1建設現場。
ショベル後方に見える3基の構造物が仮鉄塔の支柱だ。
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作業現場と報道。
寒そうな格好してるな。

16時9分、市民会館へ。
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夕方の情報番組向けの生中継中だった。
STV、TVh共にSNG中継車で展開。
4駆のSNG車は災害に強いな。
付近には、アルファードやハイエース、エルグランドの報道車が。
ルーフにキャリアつけてるから一瞬でわかる。

16時30分
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自宅に戻ると「朝刊」が届いていた。
また永久保存の新聞が増えた。

同時刻夕食の準備を開始し、外では「29日に復旧の見込み」とのアナウンスが。
あと1日の辛抱と励まし合っていた。

17時23分
突然「ブー」という何かの作動音が。
その瞬間リビングライトが点灯した。
しかし30秒後また停電。
さらに30秒後、復旧となった。
「ブー」という作動音は、エアーポンプの作動音だった。
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街灯も点灯し、この地区は復旧となった。
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依然停電している地域も。
あすには復旧になる見通しだ。

今回の未曾有の出来事で学んだことは、2時間程度の非常用電力の備えだけではダメだということ。
スマートフォン用にモバイルブースターを複数用意するのと、車載の100Vインバーターも用意したほうがいいな。
情報がとにかくない。
FMびゅ~で災害情報をやっていたが、はっきり言ってトークはいらない。
無機質でいいからずっと繰り返し情報を流して欲しい。
新聞も停電で制作・配達が遅れるのは仕方がない。
そんな時にコミュニティFMが役に立つのに、「この放送局に来るまでに~」とかはいらない。
どこのお店がやっていて、どこまでが通電しているのか。
復旧の見込み、北電の報道発表をただ読んでくれるだけでいい。
終いには「このちょっとした停電」と話す。
コミュニティFMに求めることではないと思うけど、4時間も停電していて「ちょっとした」は無いだろう。
情報収集のあり方を考えなおさなければならない。

とりあえず走り書きで書かせていただいた。
何かあればまた後日。

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